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ヨーロッパ及び中央アジア地域


西ヨーロッパと域内の他の地域との著しい違いは、平均寿命にある。過去5年の間に、東ヨーロッパの人々の健康状態は悪化しており、特に男性の平均寿命がきわだって短くなっている。

GEO-2000, 100ページ


 いくつかの統計資料…
 

*  西、中央、東ヨーロッパでは二酸化硫黄の排出が1985年から1994年の間に半減したが、依然としてヨーロッパは世界の温室効果ガスの3分の1を生み出している。

*  土壌の酸性化、流失、塩類集積や浸水が、多くの地域で深刻な問題を引き起こしている。

*  肥料や農薬の過剰使用と重金属や残留性有機汚染物質、放射性核種の混入による土地の汚染が広がっている。

*  西ヨーロッパ及び中央ヨーロッパにおける森林面積は1960年代以降10%以上拡大したが、森林の60%は酸性化、汚染、干ばつや森林火災により深刻な或いは緩慢な被害を受けている。

*  北海において商業的に採取されている漁業資源は深刻な状況にあり、資源量に合わせて北海の漁船を現在の40%に削減する必要がある。

*  西ヨーロッパにおける一人あたりの廃棄物排出量は、1980年以来35%増加し、リサイクルが進んでいるにも関わらず、そのうち66%は埋め立て処分されている。

 

 西ヨーロッパでは、全体としての消費水準は高いままですが、環境悪化の抑制策により、いくつかの環境指数において顕著な改善がもたらされています。しかし、道路交通は現在の都市の大気汚染の主な原因であり、全体としての排出は大量です。その他のサブ地域では、政治面の変化が急激かつ多分に一時的と思われる産業活動の縮小を引き起こした結果、環境への負荷も減少しました

 ヨーロッパの大都市の半数以上が地下水資源を過剰に利用しており、窒素肥料や農薬、重金属、炭化水素による地下水汚染が多くの国で報告されています。また、海洋及び沿岸地域も様々な汚染源の影響を受けています。

 国レベル・地方レベルの取り組みを活性化する、地域行動計画が効果を上げています。しかし、幾つかの目標値はまだ達成されておらず、また、東ヨーロッパや中央アジアでは制度面の不備や改革の遅れから、地域計画への取り組みが他の地域よりも遅れています。

 環境問題への市民参加は、西ヨーロッパでは成功していると言え、東ヨーロッパや中央ヨーロッパでも好ましい傾向が見られます。環境情報の入手可能性は、欧州環境庁やその他の情報源センターの設立によって著しく向上しました。世界規模或いは地域の多国間環境協定への支持は、批准、遵守の両面で高くなっています。

 北海の漁業資源


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北海のいくつかの漁業資源量は、歴史的に見て低いレベルにあり、その殆どは過剰に採取されている。

 クリーナー・プロダクション活動とエコラベルの実施については、特に西ヨーロッパにおいて顕著な成功を収めてきました。欧州連合では、グリーン税制の導入や各種補助金制度のマイナス影響の緩和が主要な課題です。

 市場経済移行国では国内制度の強化、料金や罰金制度の徹底、企業における環境管理制度導入のための能力育成が必要です。地域全体として考えた場合に重要な課題は、環境政策、経済政策、社会政策の統合に向けた取り組みです。


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